眠くなるまで寝床に入らなくていい
毎日同じ時刻に寝床に入るというのは、生活リズムを整えるのに役立ちそうですが、不眠などで悩んでいる場合実はよくありません。寝付けないまま寝床で過ごしていると、眠れないと悩んでストレスを感じる時間だけが増えてしまいます。
すると、寝床に入ることを考えただけで緊張して、益々眠れなくなってしまうのです。したがって、眠くなるまでは寝床に入らないのが正しい選択です。『ずっと眠れなかったらどうしよう』と思うかもうしれませんが、いずれ必ず眠気はやってきます。
体は2時間前から眠る為の準備を始める
眠気は2つの要因が関わって起こります。
1つは脳の疲れです。起きている時間が長いほど、脳が疲れて眠気が強くなります。
もう1つは、体内時計の働きです。就寝の2時間前から、『メラトニン』というホルモンの分泌が始まります。このホルモンには眠気を誘ったり、睡眠を維持する働きがあります。また、同じころに脳の温度が下がったり、血圧や心拍数が下がったりします。
睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返す
眠りにつくと、最初に『ノンレム睡眠』が生じます。
これは主に脳を休ませるための眠りで、その深さからステージ1からステージ4までに分けられます。次いで生じるのが『レム睡眠』です。主に体を休ませるための眠りで、眼球の素早い運動を伴うのが特徴です。ノンレム睡眠とレム睡眠は交互に現れ、一晩にノンレム睡眠とレム睡眠が4~5回ずつ繰り返されます。朝方になるとレム睡眠が増えて、脳の温度が上がり、自然な目覚めを迎えます。
就寝2時間前から起床迄の間に脳がしていること
❋就寝2時間前❋ メラトニンの分泌が始まる
手足の血管から急速に熱が体外に逃げ、脳の温度が下がる ⇒⇒ 眠くなる
副交感神経が優位になる
❋就寝❋ 浅い眠りと深い眠りが繰り返される
❋ノンレム睡眠 大脳の休息時間 副交感神経が優位に働く 眼球は動かない
❋レム睡眠 睡眠中だが交感神経が一時的に興奮する 眼球が動く 夢を見る
❋起床❋ 睡眠が浅くなり脳の温度が上がる(身体が起きる準備を始める)





