体内時計は、日中に活動して夜間に眠るという、ほぼ一日(平均24時間10分)周期の『概日リズム』を刻んでいます。
概日リズムは、光の刺激などでリセットされて、地球の自転に合った24時間の昼夜リズムに調整されています。
しかし、何らかの原因で体内時計が地球の昼夜リズムに合わなくなると、睡眠時間帯(睡眠相)がずれてきます。体温や血圧、脈拍数、ホルモン分泌にも乱れが生じ、社会生活に支障をきたします。
これが『概日リズム睡眠・覚醒障害』です。概日リズム睡眠・覚醒障害には、睡眠相がずれる『睡眠・覚醒相後退障害』『睡眠・覚醒相前進障害』、『非24時間睡眠・覚醒リズム障害』のほか、睡眠相がバラバラに出現する『不規則睡眠・覚醒リズム障害』があります。また『交代勤務による睡眠障害』もこれに含まれます。
5つのタイプ
❋睡眠・覚醒相後退障害 症状:深夜から~明け方にならないと寝付けない。朝起きるのは非常に困難で、眠気や倦怠感が強い。
原因:睡眠相が遅い時間帯に固定される。思春期の子供に多く、夜更かしが引き金になる。
❋睡眠・覚醒相前進障害 症状:夕方から強い眠気が生じて午後7時ごろに寝入ってしまい、深夜~早朝に目が覚める。
原因:体内時計の周期が前倒しになり、睡眠相が早い時間に固定されてしまう。
❋非24時間睡眠・覚醒リズム障害 症状:体内時計が毎日1時間程度遅れて、睡眠相が毎日1時間ずつ後退していく。
原因:体内時計が太陽の光でリセットされないために起こる。視覚障害のある人に起こりやすい。
❋不規則睡眠・覚醒リズム障害 症状:昼夜問わず、一日に3回以上不規則に眠ったり起きたりする。合計の睡眠時間は確保できている。
原因:脳梗塞や認知症、頭部外傷などで、体内時計の働きが障害された場合などに起こる。
❋交代勤務による睡眠障害 症状:入眠困難、日中の眠気、作業能率の低下、倦怠感、食欲不振などが現れる。
原因:夜勤を含む勤務・休息時間帯が、体内時計の周期と会わないことで起こる。
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生活習慣を改善する
❋毎日決まった時刻に起床し、決まった時刻に寝床に入る
❋朝起きたら日光を浴びる
❋日中は屋外で体を動かす
❋1日3回の食事は決まった時間にとる





