血管を広げて血液の流れを良くする酢

疲労回復やダイエットなど、様々な健康効果があることで知られる酢。主成分である酢酸は血圧を上げる作用に関わるホルモンを抑える働きがあります。

また酢酸が代謝する際にアデシンという血管を広げる働きのある物質が作られ、血液の流れがスムーズになることも、自然と血圧が下がる理由です。

酢酸には、糖の吸収を穏やかにしてくれる効果もあり、脂肪をできにくくしてくれます。血圧や血糖、コレステロールの数値を下げて血栓を予防したいときには、積極的に活用したい調味料です。

血栓予防にとてもよい酢ですが、胃の刺激になるため、摂り過ぎには注意です。毎日大匙一杯程度を5～10倍に薄めて飲んだり、ドレッシングやお酢煮等のお料理に使ったりするのがおすすめです。

最近では、色々な種類の健康酢が発売されていますが、糖分の多いものは血糖値を上げてしまうので原材料を確認して選ぶように気をつけたいですね。

❋酢の種類

黒酢・・玄米や大麦を原料とし、醸造したのち1年から3年ほど長期熟成したもの。香りがよく、しっかりとした旨味のあるお酢。

米酢・・穀物酢のうち原料に一定量以上の米を使用しているもの。純米酢は米の量がさらに多い。まろやかでコクがある。酢飯に好適。

穀物酢・・米・小麦・トウモロコシなどの穀物が原料。きりっとした風味で、和洋中どんな料理にも対応するお酢のスタンダード。

バルサミコ酢・・ブドウ酢を木の樽で長期間熟成させたお酢。濃厚な旨味があり、甘さのあるまろやかな風味。

ぶどう酢・・ブドウ果汁が原料のお酢。別名ワインビネガー。ワインのように赤と白があり、いずれもすっきりとした風味が特徴。

リンゴ酢・・りんご果汁を発酵・熟成させたお酢。フルーティーで他のお酢に比べて酢酸が少ないのでお酢が苦手な人にもおすすめです。

 

❋血栓に効く　お酢の摂り方

①毎日大匙1杯が目安

②飲む場合は薄めて飲もう

③糖分の多い加工酢は避けましょう

④毎食一品酢料理をプラスしましょう