糖尿病とは血糖値が基準値以上に高くなる病気です。
発症すると命に関わる重大な合併症を起こしやすくなり、日本の三大死因「がん」「脳血管疾患」「心疾患」のリスクも高まります。
糖尿病は病気がかなり進行するまで自覚症状が現れないですが、日本人の5~6人に1人が糖尿病またはその予備軍です。
糖尿病の原因は、血糖値のバランスを整える働きを持つホルモン・インスリンの分泌異常や機能低下。その影響で血糖値が高い状態が続き、血液がドロドロになり、つまりやすく切れやすい状態になり、体の組織に栄養が届きにくい状態になり、様々な合併症を引き起こしてしまうのです。
この流れを予防するために重要なのは、高血糖の状態が長く続かないようにすること。これに効果があるといわれているのが、緑茶の主成分であるカテキンです。カテキンは緑茶独特の苦みや渋味の元となる成分で、ポリフェノールの一種です。
緑茶飲料のカテキンは8種類あり、その中でも前提の50%を占めるエピガロカテキンガレート(EGCG)はもっとも強い抗菌作用を持ち、糖質の吸収を抑えるインスリンの分泌を促す作用があるとされます。
食後血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があることがわかっています。
大阪大学の研究結果では、「1日6杯以上の緑茶を飲む人は週に1杯以下の人に比べ、2型糖尿病発症リスクが約33%低かった」と発表されました。