過剰な脂質や糖質、塩分の摂り過ぎは全身の血流に悪い影響を与えます。生活習慣病を招くもとになり、動脈硬化などのリスクも高めます。つまり、健康そのもののために脂質や糖質、塩分を控えめにした方が良いのですが、それはそのまま抜け毛予防にも当てはまります。血流が悪くなることは抜け毛のリスクだからです。
うどん
ヘルシーなイメージのうどんですが、実は髪の毛にとってはリスクの大きいメニューです。これはうどんには精製した小麦粉が使用されているため、血糖値が急激に上がりやすいからです。血糖値は糖質を摂ることで上昇します。精製された小麦を使ったうどんはGI食品なので、食後血糖値の急上昇と急降下を招きます(血糖値スパイク)。すると、血管を気づ付けたり、スムーズな血流の邪魔をしたりします。また、自律神経に乱れが出てホルモンバランスを崩すことも、髪の毛のリスクにもなります。ただし、糖質は不足することでも健康リスクとなり、薄毛や抜け毛の要因にもなり得ます。ダイエットのために厳しい糖質制限を続けることで抜け毛がひどくなる可能性もあるのです。栄養バランスが崩れることで健康が脅かされ、それが抜け毛のリスクにつながる。この仕組みはすべての食べものに関していえることです。健康的な食事は髪の毛を育て、バランスの悪い食事は抜け毛のリスクにつながります。
ラーメン
これまでの説明してきたことを踏まえると、ラーメンは髪の毛にいいとは言えません。うどんと同様、麺は精製した小麦から作られているからです。さらにスープや塩分や油脂がたっぷりです。健康リスクや抜け毛リスクへの対策としては、野菜や海藻類、キノコ類、卵などの具がたっぷり入ったラーメンを選ぶこと。さらにスープを飲み干さないようにすることです。
肉の脂身
動物性脂肪を摂りすぎると頭皮が脂っぽくなり、毛穴が詰まりやすくなります。これは、血液中の悪玉コレステロールが増えて、血管が老化したような状態になるからです。すると血流が悪くなり、栄養素が頭皮まで届かなくなるため、髪の毛が抜けやすくなります。また、男性ホルモンの代謝にも悪影響を及ぼし薄毛を加速させます。脂身の多い肉は摂りすぎると体に悪く、抜け毛につながる可能性があるので、食べる際には、脂身の少ないものを選び、脂身は残すなどの工夫をしましょう。
辛い揚げ物
『辛いものは頭皮に悪い』という話をよく耳にします。刺激物の摂り過ぎは胃腸を痛め、血流が悪くなるので、頭皮や髪の毛にマイナスの影響を与える可能性はあるでしょう。ただし刺激物そのものが薄毛を加速させるというエビデンスは確立されていません。抜け毛のリスクを考えると、刺激の強い食べ物というよりは、刺激物と油やアルコールの組み合わせに注意すべきです。生活習慣病のリスクを高めることが抜け毛や薄毛を招くことになります。
アルコール
アルコールが分解される際に アセトアルデヒドという物質が発生します。お酒を大量摂取してアセトアルデヒドの分解が間に合わなくなると、緊急事態の状況になりアミノ酸がアルコールの分解に使われます。アミノ酸は髪の毛の健康に重要な栄養素ですので、アルコールの使用されると髪の毛が栄養不足に陥ります。さらに分解しきれなかったアセトアルデヒドが体内に残ると、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが増加します。ジヒドロテストステロンはAGA(男性型脱毛症)のリスクを高める強力なホルモンなので抜け毛や薄毛の大きな原因になります。お酒を飲み過ぎることはもちろん、良質のたんぱく質や抗酸化作用のあるつまみと一緒に楽しみましょう。






