不眠の症状があっても、すべての人に治療が必要というわけではありません。医学的には、1週間のうち3日以上の不眠症状があって、かつ日中の体調不良があるという状態が3ヶ月以上続く場合を『不眠症(不眠障害)』といい、治療が必要だとされています。
不眠の症状が続いていることに加えて、日中の眠気や倦怠感、意欲や集中力、記憶力の低下、抑うつ、イライラ感など、『日中の体調不良』があるかどうかがポイントです。
一般に、受験や異動、仕事の繁忙期などで起こる不眠は、数日から数週間で自然によくなります。しかし、慢性的な不眠で日中の生活に支障が出ているならば、3ヶ月以上続いていなくても、医療機関の受診をおすすめします。
不眠症の原因は多岐にわたります。原因を見誤って合わない治療を受けると、改善しないばかりか、逆に悪化してしまう事もあります。そのため、できれば睡眠の専門医を受診することが勧められます。
日本睡眠学会のHPには専門医や専門医療機関の一覧が掲載されているので、参考にしてみてください。近くに専門医がいない場合は、まずはかかりつけ医に相談してみてください。
診察は問診(症状・就寝時刻と起床時刻・日中の活動・寝室の環境・体に痛みがあるかどうか・使用中の薬)が中心です。必要に応じて睡眠中の体の状態を調べる『簡易モニター検査』や『終夜睡眠ポリグラフ検査』日中の上体を調べる『反復睡眠潜時調査』『アクチグラフ検査』等を行い、診断が下されます。






