人間の日々の活動を支えるエネルギーは、炭水化物、たんぱく質、脂質の3つの栄養素からまかなわれています。
炭水化物の一部である糖質は、体内でブドウ糖に分解され、脳の唯一のエネルギーとしてなくてはならない物質です。ブドウ糖がなければ、脳のエネルギーが枯渇し、集中力の低下を招き、脳が動かなくなってしまいます。
そんな大事なエネルギー源である糖質ですが、摂りすぎると自律神経に負担をかけてしまいます。糖質をたくさん摂取すると、血液中にブドウ糖が増え、血液中のブドウ糖の濃度を示す『血糖値』がぐんぐん上昇。血糖値は上がった分、下げる必要があるため、血糖値を下げる働きがあるホルモン『インスリン』が膵臓から分泌されます。インスリンは、細胞など体の必要な部分にブドウ糖を運び、エネルギーとして利用したり蓄えたりする働きもあります。摂り過ぎたブドウ糖は、万が一体内でブドウ糖が足りなくなった時に備えて脂肪として体内ん蓄えられます。
実は、この時、すい臓に『血糖値はを下げたいからインスリンを出してください』とお願いしているのは副交感神経です。次のページで紹介する、一気に大量の糖を摂取し、血糖値が上昇する血糖値スパイクが起こるような糖質過多な食生活をしていると、そのたびに副交感神経も働きづめ。当然自律神経のバランスも乱れやすくなります。脳にとっては、唯一のエネルギーなので、全く摂らないわけにはいきませんが、現代の食事は糖質過多です。ラーメン&ライスのような明らかに糖質が多そうな食事のみならず、甘いスイーツやパン、清涼飲料水などそこら中に転がっています。できるだけ間食は控え、血糖値スパイクを起こさないような食べ方を心がけましょう。
『血糖値スパイクを起こさない食べ方』
❋血糖値スパイク 一気にたくさんの糖質を摂ると、血液中に急激にブドウ糖が増えて急激な血糖値の上昇が起こります。
❋一度に大量の糖質を摂らず栄養バランスのいい献立にする。 丼ものや麺類は、単品だと、糖質ばかり多くなってしまいます。白米を玄米ご飯や雑穀米に変えるだけでも糖質が減らせます。
❋食物繊維の多い野菜から食べる。 まずは、サラダやみそ汁、スープなど野菜の入ったおかず。次に、肉魚卵などのたんぱく質。最後にご飯やパンなどの糖質。食物繊維には、血糖値の上昇を穏やかにする作用がある為『食事の最初はまず野菜』と覚えておきましょう。食べる順番を変えるだけで血糖値スパイクを防ぐことができます。
❋長時間の空腹タイムを作らない。 長時間空腹が続いた後の食事は、最初に食べるものに要注意。いきなり糖質の多いものを食べてしまうと、必然的に血糖値スパイクが引き起こされます。





