たんぱく質は筋肉だけではなく、内臓や血管、皮膚など体の大部分を構成しています。人間の体でたんぱく質が占める総重量は体重の約30~40%。
成人の体の約50~60%を水分が占めていますから、どれだけ重要かがわかります。特に筋肉の約80%はたんぱく質によって作られています。
それ以外は水分。たんぱく質は運動するために重要な「骨格筋」に多く、この割合は体内にあるたんぱく質の約65%にもなるのです。
残りの35%は骨や血液、内臓など体のあらゆる部位に使われます。実は髪の毛や爪、骨にもたんぱく質は欠かせません。美肌や美髪に大切なコラーゲンもたんぱく質からできています。このように目に見える部分だけではなく、血液の中にある赤血球や白血球などの細胞、体の機能を維持するホルモン、代謝という働きを補助する酵素などもたんぱく質が材料となっています。
人間の体を構成するたんぱく質は、10万種類にも及びますが、それらをつくっているのはわずか20種類のアミノ酸であることも覚えておきたいですね。たんぱく質は体の材料になるだけではなく、主力エネルギー源である糖質が不足すると、それに代わるエネルギー源にもなります。たんぱく質1gで生み出されるエネルギーは4キロカロリーです。
❋たんぱく質はこんなことに使われます❋
①筋肉の材料 ダイエット、老化予防に欠かせない筋肉の材料となる。その80%はたんぱく質からできている。筋肉=たんぱく質とも。
②酵素の材料 栄養の消化・吸収のサポートをする酵素の材料となる。体内にある5000種以上の酵素の多くは、たんぱく質からできている。
③肉体の成長・維持 骨や筋肉を発達させる成長ホルモン、血糖値を調整するインスリンなど、生命活動に必須であるホルモンの材料となる。
④味・光・香りなどをキャッチ 味・光・香りなど、外部の情報を受け取るのもたんぱく質の役目。受容体たんぱくが情報を得たのち、脳へと伝えられる。
⑤体の組織の材料 たんぱく質は、体を形作る最重要栄養素。筋肉以外の組織、内臓・血管・皮膚・髪の毛・爪など、その大部分の材料となる。
⑥脳内神経伝達物質の材料 脳の神経細胞から分泌される、心のバランスを保つための神経伝達物質の材料もたんぱく質。不足するとうつ病の発症も。





