近年、うつ病の原因の一つとして『脳の栄養不足』が挙げられています。脳には膨大な数の神経細胞があって固有の神経伝達細胞によって『うれしい』『悲しい』『不安だ』などの情報伝達が行われています。

神経伝達細胞には『興奮系』『抑制系』『調整系』があり、それぞれがバランスよく働くことで心が安定し、様々な感情を生み出しているのです。しかし、バランスが崩れたり、神経細胞から分泌される神経伝達物質が不足したりすると、心や感情に変化が生じ、イライラや不安、鬱状態を引き起こすことに繋がります。

ここで注目すべきことは『神経伝達物質の主な材料はたんぱく質である』ということです。たんぱく質を含めた栄養素の不足は、心の不調、うつ病に繋がる可能性があります。

食事から摂ったたんぱく質は体内で分解されて、アミノ酸になってから脳に送られていきます。様々な栄養素と反応を起こしながら、徐々に脳内神経物質に合成されます。

この時に、物質の合成に必要なナイアシンやビタミンB6、鉄などのビタミン、ミネラルが不足していると、脳内神経伝達物質が合成されずに不足して、心の不調につながるのです。

心と脳の仕組みは簡単ではなく、たんぱく質を十分に摂取すればうつ病が治るというわけではありません。

しかし、日頃からたんぱく質を十分に摂ることを意識していれば、心の健康を保つことに役立つでしょう。

 

 

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