休日の朝はたくさん眠って、日頃の睡眠不足を解消しているという人は多くいるでしょう。
しかし、その行為は眠気やだるさの解消にはつながっても、脳と体の回復には不十分です。
睡眠本来の役割である、脳や体の疲れを一気に回復させるという意味での『寝だめ』はできないのです。
休日に平日よりも3時間以上多く寝てしまうという人は、慢性的な睡眠不足に陥っていると考えられます。このような状態は睡眠負債と呼ばれ、日本人の多くの人が抱えているといわれています。
睡眠負債は脳や体に大きな負担をかけて、生活の質を低下させたり、生活習慣病・認知症のリスクを高めたりすることがわかっています。
★寝だめの代わりに昼寝がおすすめ
睡眠不足を解消するには、朝寝坊ではなく、昼寝がおすすめ!
休日も平日と同じ時刻に起きるようにし、午前11時頃から30分程度の昼寝をしてください。(長すぎる昼寝は夜の睡眠に影響が出るのでNG)体内時計が遅れることもないので、休日明けの寝起きもつらくありません。
生活習慣を見直し、15分、30分でも睡眠時間を延ばし、睡眠負債を解消することが大切です。