認知症のリスクも高くなる
認知症の中で最も多いのが『アルツハイマー病』です。脳内に『アミロイドβ』というたんぱく質が溜まって、脳内細胞が破壊されることが原因と考えられ、近年、このアミロイドβと睡眠の関係が注目されています。
睡眠中は細胞間に隙間ができ、そこに脳脊髄液が流れ込んで、アミロイドβなどの老廃物を回収し、脳外に排出しているといわれています。しかし、睡眠不足だと老廃物を効率よく回収・排出することができません。
実際、中高年を対象にした調査では、睡眠時間が短い人ほど、アミロイドβが多く溜まっていることが判明しています。長い期間にわたって睡眠不足が続けば、アミロイドβが多く蓄積し、アルツハイマー病を発症しやすくなるのではないかと考えられています。
脳卒中 睡眠中は副交感神経が優位になっているため、血圧は下がる。しかし、睡眠不足だと血圧が下がりにくくなり、脳卒中になることも。
過敏性腸症候群 睡眠不足で慢性的なストレスがあると、症状が悪化しやすい。ストレスによってさらに不眠も悪化するという悪循環に陥ることもある。
認知症 睡眠中、脳に溜った老廃物が脳の外に排出されるが、睡眠不足だと老廃物がたまったままになり、認知症に繋がると考えられている。
糖尿病 インスリンが働きにくくなったり、血糖値を上げるホルモンが増えたりして、血糖コントロールが乱れやすくなる。
うつ病 睡眠不足が続くと『コレチゾール』というホルモンが過剰に分泌されて、抑うつ状態になったりうつ病を発症しやすくなる。
がん 夜勤を含むシフトワークについている人は、前立がん、直腸がん、子宮がん、乳がんのリスクが高いという報告がある。
高血圧 通常、深い眠りの時は血圧が下がるが、睡眠不足だと自律神経のバランスが崩れるために、血圧が下がりにくく、高血圧に繋がる。
心筋梗塞 高血圧や糖尿病が原因で動脈硬化が起こり、その結果心筋梗塞を引き起こすことも。






