ストレスは、自律神経が乱れる原因の筆頭として一般的に知られています。ストレスと言っても、色々ストレスがあります。暑さや寒さ、騒音、においなどの環境から発生しているストレス。睡眠不足や過労、体の痛みや不調など、身体的なストレス。人間関係や社会生活上の問題など精神的なストレスです。
自律神経の乱れというと、精神的なストレスのせいにされがちです。確かに間違いではありませんが、精神的なストレスで弱ってしまう原因が明確にあるのなら、それは心療内科や精神科などを受診すべきと考えます。そうではなく、仕事が多忙で常にプレッシャーがかかりやすいなどの状況で疲れをためやすいストレスフルな環境にいるのなら、①完璧を目指さない。②自分の上体を俯瞰でみる。⓷ON・OFFをうまく切り替える。この3っつのコツを心に留めてください。
自律神経は完璧に支配しようとすると、力み過ぎて交感神経が高まり、体は緊張状態になります。支配はせず『仲よくしよう』位でよしとしましょう。しかも70%程度仲よくできれば十分です。そのために今自分がどんな状態なのか、交感神経と副交感神経のどちらが優位なのか、俯瞰でとらえ、そのON・OFFを自由に変えられる余裕があるくらいがちょうどいいのです。精神的ストレスの軽減におすすめしたいのは『マインドフルネス』です。
これは、『今、ここ=目の前のことにただ集中している状態』という意味で、瞑想を通して、自分の意識や感情の状態に気づき、コントロールする力を高める手法です。瞑想によって、脳疲労が軽減し、集中力も高まり、記憶力、想像力、共感力、モチベーションまでも向上します。深い呼吸とセットで行うので、当然、副交感神経のスイッチもオン。リラックス効果は絶大です。
〈力を抜いてゆとりを持つためのマインドフルネス〉
基本姿勢 椅子に座ったままでも、脚を組んでもOKです。正しい姿勢を維持したまま、手のひらを上に向けて膝の近くに置き、目を閉じます。
STEP1 集中瞑想 自分の呼吸に意識を集中し、鼻から吸い込んで口から出す感覚や、肺やお腹が膨らんだりしぼんだりしていく自然な動きを感じます。もし雑念が入り込んだ時は、再び呼吸に意識を集中させましょう。
STEP2 ボディスキャン瞑想 頭から足元に向かって全身をスキャンします。身体の一個一個のパーツに順番に意識を向け、重さ、体温、血流などの些細な変化や感覚の違いを感じましょう。
STEP3 観察瞑想 呼吸に意識を集中。途中で雑念が浮かんだことに気づいたら、頭の中を実況して、その雑念を心の中で言葉にしましょう。





